御幸ヶ原公民館のあゆみ
御幸ヶ原公民館の歩みについての書類(額縁入り)を発見しました。
テキストと写真をアップします。
ーーーーーーー御幸ヶ原公民館のあゆみーーーーーーー
終戦後の食糧難と混乱の中、昭和20年11月、緊急開拓事業が実施されるや、
当地周辺に居住する県内外の憂國の士が食糧増産の意気に燃え相集い、
昭和22年11月、この地に歴史的開拓の鍬を入れ御幸ヶ原開拓の第一歩を
踏み出し、翌23年9月14日、この公民館を中心に総戸数45戸を以って
御幸ヶ原開拓農業協同組合設立したのである。
その後痩せた畑に満足な肥料も施すことも出来ず霜を踏んで畑に出、
星を戴いて帰る毎日。
堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、文字通りの悪戦苦闘を続けた。
そんな中で疲れた心身で集会を催す場、そしてひと時憩いの場として
何時も我々開拓者の心を安らげ励ましあった懐かしい公民館である。
戦時中旧軍の施設であった公民館も老朽化が激しくなり、その
建て替えの時期が迫り、昭和55年5月組合総会の議を経て、
開拓組合が中心となり新しい公民館を建設したものである。
昭和58年11月吉日
御幸ヶ原開拓農業協同組合